ものつくりのセンス

読み終わりました。
なんとも言えない感じが自分の中にあります。


例えばこの前の test(1) にしても、わからないことをわからないままにしておくより、理解して、なぜそうなったかっていうのを考えると、自然とまた違った視線が生まれる。
多分世の中のプログラマーってその繰り返しをしていたらいつの間にか力がついてきたんじゃないかと思う。


実際に私は test(1) について考えなければ test(1) はずっと曖昧なままで、恥ずかしいスクリプトを一生晒しつづけたかもしれない。
けど私は test(1) について考えた。だってそれが何故動いているのか理解出来ないと、そのスクリプトは一生使えないから。
多分そういうのを考えないでスクリプトを書いている人もいるだろうけど、それはバグを生み出すと思う。


OpenBSD の主要開発者の一人、 Theo 氏も同じようなことを言っていたのを見かけたことがある。
そう動いているからではなくて、何故そう動いているのか、見るというもの。
多分私より全然高次元で、違う世界なんだろうけど、その意志はとても大切だと思う。
そういった事が把握出来ればプログラミングなんて簡単になるんだろうし、きっと楽しくないと思う。


でもその楽しくない過程が一番重要だったりっていうのは一番わかってるけどね。
だから楽しくもない man page なんて見てるんだと思う。